2007年11月23日
職人の履き物 九 「白花緒 南部表付き雪駄」


白の花緒をすげた僧職、神職用の雪駄です。
また一般の方の紋付羽織・袴の正装時にも使われます。
台には南部竹の皮を細かく割いて編んだ南部表が使われます。 カカトは重ねる枚数を多くして高くなるほど正装用となります。(画像は一の三重ねです。) 天板に直接皮底を縫いつけた直付け(じかづけ)や重ねを多くした二の五重ね等があります。
無地や柄物の色物の花緒をすげることによって盛装用、オシャレ用と用途が変わってきます。 最近は略式の、ビニールに南部表の型押しをしたキチバ表の台も使われますが、やはり天然の素材を用いた日本古来の物を使用したいものです。
Posted by 下駄屋さん
at 17:47
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